こんにちは。崎村です。

 負荷などの運用条件によりますが、ロック競合の回避に若干効果があると
思います。

 正規化せず何でもかんでも詰め込んだ構造だと、更新処理が1テーブルに
集中しやすくなり、更新ラッシュ時にロック競合が発生しやすくなります。
 レコードロックが可能であればまだいいのですが、ページロックやテーブ
ルロックが発生すると、かなりパフォーマンスが落ちるのではないかと思い
ます。

 確か、MyISAM型のテーブルだとテーブルロック、BDB型だとページロック
・・・でしたっけ? 自信がないのでマニュアル参照願います。


 あとこれは非正規化手法になりますが、正規化した上でさらに項目を分類
して別テーブルに分離し負荷分散を図る方法もあり、これを垂直分割、垂直
分散などと呼びます。
 例えば更新ロック中に参照もロックされるDBMSの場合、頻繁に更新する項目
と参照がメインの項目を別テーブルに分離すると、更新ラッシュが参照処理
に影響しにくくなります。

 また垂直分割に対して、水平分割というものもあります。これは項目は分
割せず、レコード方向に分割して複数テーブルに分散します。例えば年や月
ごとにテーブルを分けるというやつです。

 正規化は論理設計、非正規化は物理設計という感じです。

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