At Mon, 14 Feb 2000 15:00:08 +0900,
N.Yoshida <yosh_no@xxxxxxxxxx> wrote:

> >shell$ ruby
> > は起動するか
> >shell$ ruby -e "require 'socket'"
> > は起動するか
> >socket.so と mysql.so が同じ ld-linux.so を見ているか
> >
> >これらがクリアされているのに、
> >
> >shell$ ruby -e "require 'mysql'"
> >
> >が動かないなら、原因は、
> >  mysql.so を作成したとき、指定するライブラリが足りなかった
> >  mysql.so が必要としているライブラリが見つからなかった
> >  libmysqlclient.so へのパスが通っていない
> >  コンパイルに使用した gcc がわるい
> >ぐらいしかないと思います
> 
>   村上さんのコメントに従いやってみました。以下のようになりました。
> 
> -----------------------------------------------------------------------------
> fz000785:~# ruby
> printf "test(%s)\n","TestString"
> test(TestString)                       ◆ruby単体は動作している
> fz000785:~# ruby -e "require 'socket'" ◆socketモジュールも動作しているようだ
> fz000785:~# ruby -e "require 'mysql'"  ◆mysqlモジュールは駄目らしい
> /tmp/rba07173:1:in `require': File not found - /usr/local/lib/ruby/1.4/i586-linu
> x/mysql.so (LoadError)
>         from /tmp/rba07173:1
> -----------------------------------------------------------------------------
> 
>   私自身よくわかっていないのですが、lddではsocket.soが認識されていないようなのに
> rubyからはロードできているように思われるのが不思議です。

MySQL や ruby 本体をコンパイルしたのも同じマシン、同じ環境ですよね？
それ以降に、なにか別途インストールしたとか、機械を移したとかはないですよね？

ldd can't exec は、たとえば、libc6 のマシン上で作ったものを
libc5 のましんで ldd すると、でるのですが
(libc6には、ld-linux.so.2 があるけれど、通常のlibc5+ldsoには
 ld-linux.so.1しかない)

同じ環境で ruby と socket.so はコンパイルできて動くなら、
ここは ldd の問題はほっておいて、
(rubyがコンパイルできて動いているから. 気持ち悪いですが)
mysql.so のコンパイルの問題を考えてみます


> mysql.soの方は lddでも
> rubyからでも正しく認識されていないようです。
> 
>   村上さんの指摘のなかで、ひとつ気になる点があります。(次行)
> 
> >  libmysqlclient.so へのパスが通っていない
> 
>   これ(libmysqlclient.so)が私のlinux(/lib,/usr/lib,/usr/local/lib)には無いよう
> に思われます。これが最も怪しい。このライブラリはどのようにすればインストールさ
> れるのか教えてください。

最初から無いのであれば、libmysqlclient.a しかないです。
(MySQL の default では、ライブラリは、/usr/local/lib/mysql/ にインストール)
MySQL の configure 時に、libmysqlclient.a だけを作るようになったのかもしれません。
このばあい、.so は不要です。 gcc はリンクに、libmysqlclient.a を使用します


もし、MySQL のソースが残っているなら、
そのソースの config.status ファイルや client/Makefile に、
ライブラリの指定があるはずです
例えば、

s%@CLIENT_LIBS@%-lm   -lz %g

や

CLIENT_LIBS = -lm -lz
LIBS = -lm -lz

のように。

ここに追加されているライブラリは、-lmysqlclient の後にかならず
追加してコンパイルしなくてはなりません。

ただし gcc-2.7.2.3 か、gcc-2.95 以上 を使用します。

gcc-2.7.2.x の場合は、-lmysqlclient とともに、
  /usr/lib/gcc-lib/2.7.2.3/libgcc.a
のように、libgcc.a を念のため追加指定します。
(libgcc.a のパスは、
  gcc -print-libgcc-file-name
で得られると思います)

# これらのことは、ruby だけでなく、perl やその他クライアントプログラム
# 全てに適用します


例えば、私の libc5 linux マシンだと、
gcc -o radiusd radiusd.o ....\
 -L/usr/local/lib/mysql -lmysqlclient -lm -lz

ちなみに libc6 linux マシンだと、
 -L/usr/local/lib/mysql -lmysqlclient -lm -lz -lcrypt -lnsl

solaris マシンだと(zlibを自分で別途、マシンに入れている)、
 -L/usr/local/lib/mysql -lmysqlclient -L/usr/local/lib -lz -lm -lnsl -lsocket

gcc-2.7.2 + libc5 linux だと、
gcc ..... \
 /usr/lib/gcc-lib/2.7.2.3/libgcc.a /usr/local/lib/mysql/libmysqlclient.a -lm -lz



# ライブラリの指定をやりなおしてコンパイルし直して、それでだめなら、
# ゼロからシステムをインストールし直しがすっきりするかも?...(^^;;;

-- 
 村上 毅  takeshi@xxxxxxxxxx