木下です。
たびたびすみません。

Shuichi Tamagawa wrote:
> [現状]
> 
> sjisではUnicodeを介した変換により、'\' が '＼'　に変わる。
> sjisではUnicodeを介した変換により、全角チルダ(0x8FA2B7)が　'~' に変わる。

１点目はsjis＆ujisで起こります。
２点目はujisだけだと思います。また0x8FA2B7は本来「全角チルダ」ではありません。
　（※フォントによっては全角チルダと同じ字形が割りあたることもありますが…）


１点目
'\'と'＼'を区別するマッピングに変更することだけに賛成です。

２点目は必ずしも変更の必要は無いと思います。
ujis:0x8FA2B7 → Unicode:U+FF5E に変更してもいいとは思いますが、
Unicode:U+FF5E → ujis:0x8FA2B7 に「してはいけない」と思います。

U+FF5Eを全角チルダ(EUC:0xA1C1、シフトJIS:0x8160)と対応付けているマッピングがあるので、
それらの文字コードから変換すると全角チルダがEUC:0x8FA2B7に化けるという現象が
起こるようになってしまいます。

＜補足＞
日本語EUCでの0x8FA2B7(3面2区23点)は、JIS X 0212の規格を見てみると
字形でいうと「〜」(真ん中にニョロ)ではなく「~」(上側にニョロ)に近い文字です。
近い句点コードの文字は
2-15 breve
2-16 caron
2-17 cedilla
2-18 dot above
2-19 double acute
2-20 macron
2-21 ogonek
2-22 ring above
2-24 tonos
2-25 tonos and diaeresis
などダイアクリティカルマーク（欧米のアルファベットに付く補助記号？）を
意図して定義されています。
なのでEUC:0x8FA2B7(3面2区23点)は、本来「全角チルダ」とはまったく別の文字で、
日本語のみの文章の中には全く登場することのない筈の文字だと思います。
なのでEUC:0x8FA2B7(3面2区23点)をUnicodeに変換した際、
どの文字に変わっても困る人は基本的にはいないのではないかと思います。

逆に環境によってはUnicodeから日本語EUCに変換する際に、
U+FF5EをEUC:0x8FA2B7に変換するマッピングが場合によってはあります。
とはいえ、変換の際にUCS2を介するMySQLがそれに従うと今度は「〜」全角チルダが
EUC:0x8FA2B7(3面2区23点)に化けてしまうようになってしまいます。

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木下  靖文

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